LOSTMAN GO TO YOKOHAMA for the first time in 10 years

LOSTMAN GO TO YOKOHAMA ARENA


the pillows結成30周年記念企画(Thank you, my highlight!)第5弾、横浜アリーナでのコンサートに遊びに行ってきました。関東はえらい久しぶりなので、住んでいたときの思い出を、武道館コンサートも見に行ったピロウズも含め回収する旅行というのが、今回の2泊3日のコンセプト。ちょいちょい神社とかも。
(本件で「思い出回収」というのは、その場所へ行ってただ思い出に浸ることを指します)

1日目(10月16日)

15時45分、羽田空港到着。ホテルへ向かうのに一番便利そうなリムジンバス(東京シティエアターミナル行き)を予約。出発までの間に何か食べようと、ビールとホットドッグとプレッツェルのお店を探すもお店が見つからず、プロシュートとルッコラのなんとかサンドと、タイムリーなラグビーラベルのクラフトビールをいただく。

忘れてなんかいなかった。思い出せないだけだった。

人形町にあるホテルへチェックインを済ませ、日比谷線に乗って秋葉原へ。2番出口からちょっと歩いたところで、かつて同人誌作りでお世話になったキンコーズを目にする。そこから西へ行くと、甘栗屋さん、ヨドバシ、JRの高架下、UDX、あの交差点…記憶の引き出しがスポンスポンと噴水のように飛び出して暴れるという、まったく経験に無いタイプの快感を覚えた。ぼくはここを何度も歩いたのだ。ここを知っているのだ。


ブレスオブザワイルドで記憶を取り戻したリンクも、こんな感じだったんだろうか。

鉄扇という名の何か

飛行機の到着から秋葉原のお店の閉店時刻を差し引くと、行動可能な時間は結構少ない。それでも、話を聞くだけでものすごく時間を消費してしまった(そしてそれだけの価値が十分すぎるほどあった)のは、武装商店さんの鉄扇トーク。ハクオロさんの持っていたようなタイプの鉄扇が欲しいなーと軽い気持ちで寄ったら、そんなものはないどころか凄く勉強になる話を聞かせていただいた。ホームページでも既に解説されてるけど、閉じた扇子の形をした鉄の塊を扇子だっつって携帯しているお侍さんが相当数いたとか(そのため骨董品店でもそういうタイプのが結構あるとか)…勉強になるしめちゃくちゃ面白いのであとでまたホームページ見よう。
ちなみにこの日は、開くタイプの鉄扇(一番外側の骨が鉄で出来てるやつ)を購入。武装商店さんありがとうございました。
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晩ごはん


ごはんどうしようかなーと、ほぼラーメンの口で電気街を歩いていたら、中華料理屋・雁川さんの前を通りかかり、ごく自然に吸い込まれていく。ある同人音楽CDのジャケットを共同制作した友達がビールをおごってくれた、ただそれだけなんだけど妙に思い出深いお店。めちゃくちゃ美味しかった。

秋HUB


旅のプランを練っている段階で、ちょうどラグビーワールドカップの真っ最中だから混んでて入れないかなーと思っていたHUBは、試合のない日でしかも平日だったので全然入れた。前に作ったメンバーズカードは、こういうのを大事にとっておくタイプの自分らしくもなく紛失していた。札幌に店舗がないので、行く機会も滅多にないけど、ワールドカップ限定デザインだったので記念に新しく作った。HUBさん札幌か北広島に新店舗お願いします、切に。HUBのジントニックはおいしい。

2日目(10月17日)

この日のプランは、午前に神社を回って、お昼は中華街、そして横アリのつもり。

水天宮


ホテルの近くにあった水天宮は、可愛らしくコンパクトにまとまっている拝殿周辺と、外観のコンクリート造り(地震に耐えられる構造らしい)が特徴的。

小野照崎神社


小野照崎神社は佇まいがものすごく町の中に溶け込んでて素敵で、ホームページとか著名人とのコラボ展開もしているスタンスがモダンな感じ。こういうとこも、逆にお堅い神社も好き。

高円寺氷川神社気象神社



高円寺氷川神社気象神社。天気の子でちょこっと描かれた絵馬のある神社。御朱印御朱印帳もかわいい。


当日の願いを書いて神様に届くものかどうか(急にお願いするのもどうか)分からなかったけど、絵馬の奉納をば。

横浜

高円寺から中央線で新宿へ、湘南新宿ラインで横浜へ、そして根岸線で関内へ。この時まで台風でダメージを受けた場所を目にすることは無かったけど、荒れに荒れた多摩川の上を通過して、地元の水浸しになった河川敷のことを思い出した。寄付は続けよう。
中華街でお昼を食べようと思って、横浜スタジアムの横を通ろうとしたところで横浜の記憶が蘇る。大さん橋ホール、M3、ビアフェスオクトーバーフェスト山下公園、赤レンガ倉庫、バカバカビール…ふらふら海のほうへ足は向き、マップ検索したら赤レンガ倉庫でオクトーバーフェストの真っ最中だという。直行。即決。


※「バカ!バカ!ビール!」は乾杯のかけ声です
もうお昼ごはんはここでいいなと腰を据えて、真っ昼間から1.3リットルは飲み、ピロウズのライブに向かうことに。なんか長くなりそうなのでライブの件は別に書くこととして。
今でこそAmazonプライムをはじめネットとかで新作アニメを見られる時代になったけど、地上波で流れてるのをリアルタイムで見るのが楽しくて、結局寝るのが午前2時前になってしまった。放課後さいころ倶楽部はアニメでも楽しい。

3日目(10月18日)

昨夜のピロウズのライブの影響で、頭の中でずっとピロウズが流れてる中、帰りの飛行機の時刻までのプランを再確認。行きで利用したリムジンバスがネットで予約できることを知り、帰りの羽田行きの便を予約。乗り場の東京シティエアターミナルのコインロッカーにキャリーバッグを預けて、そのまま直結の水天宮駅から東京駅、そして秋葉原へ…というコースでいこうと決めて、ホテルをチェックアウト。
今回宿泊したホテルは、空港へのアクセス、都心へのアクセス、周辺の雰囲気において、拠点とするには絶妙にいいホテルだった。感謝。

東京駅

記念Suicaを持ってるくせに駅の実物を拝んだことが実はまだなかったので、それだけのために丸ノ内線の駅から外へ出て、外観を見る。ここがマリオ&ソニックのゲーム画面で映っていた東京駅か…



ラグビーワールドカップ期間中ということもあって、各国の国旗柄のアルファベットで組み立てられたサインオブジェ。ラガーマンの父がいつもスカパーか何かでラグビーの試合を見ていたから、前大会の勝利も、今回の予選突破も、結構普通に驚いているし、嬉しい。ふつうにプロ化してくれたらいいなぁ。

上野公園


上野東照宮といえば、詣でようと行ってみたらめちゃくちゃ大雨で、参道が冠水して拝殿に辿り着けなかったことがあったので、改めて。あのどしゃ降りの中、社務所はふつうに誰か彼か常駐していたのだろうか、今になって気になる。
先に訪れた小野照崎神社も高円寺氷川神社にも外国からの観光客は一人二人いたけれど、上野東照宮はとにかく人数も人種もたくさん。拝観料のかかる有料エリアがある旨を説明している巫女さんが英語で会話していて印象深かった。
ホテル出発前、時間的に厳しそうだなとルートから除外していた上野公園も、巡ってみればなんてことはなく、五條天神社、上野大仏、不忍池と回れた。気まぐれと思い付きでふらふらとブレるプランも楽しいもの。

アメ横秋葉原


徒歩で上野からアメ横を通って秋葉原へ行くのが大好きなので、高架に沿って歩く。二木ゴルフの商品でコーディネートを競う「二木ゴルファー決定戦」の記憶もまだまだ鮮やかに残る。肉のハナマサ蒙古タンメン中本も健在。通りかかった頃には時計は12時を回っていたので、お昼に北極ラーメンでも…と思ったけど、帰りの道中で体調を崩すかもしれないのはまずい思って遠慮しておいた。またいつか必ず。

明神男坂登り・神田明神

昌平小学校側から男坂通りを歩いて明神男坂へ。秋葉原で買い物したりする際にちょくちょく寄って上った階段であり、神田神社は一番よく詣でた神社。授与所が内と外をつなぐ窓口式の造り(何ていうんだろうアレ)から完全屋内に移り、アニメ要素がちょっと増えたかな程度で、厳かながら広くて開放的な空気は当時と全く同じ感じがした。


お昼問題

お腹はラーメンを求めていた。ゆっくりしすぎて空港行きのバスが出るまであまり時間がない。でも家系は食べたい。そんな都合のいい自分に合ったラーメン屋あるかしら? ありますよ!(あるかしら書店風に)


日比谷線の駅に近い家系ラーメン極楽家さん。入ったときは満席だったけど、すぐに座れた。美味しかったです。

東京ビッグサイト(!)

東京シティエアターミナルへ戻り、ロッカーの荷物を回収。リムジンバス乗り場に着いたものの、ネットで予約した際にもらったバーコードを出すタイミングが分からなかったので、係員さんに訊いてみたところ、ネット予約は乗車券売り場の窓口で乗車券を発券する必要があり、そこでバーコードを読み取らせるらしい。いわゆる飛行機のSkipサービスよろしく、改札みたいなところにバーコードを読み取らせるようなものではなかった。わからなかったら素直に従業員さんに訊こう(重要)
リムジンバスは発車後間もなく高速道路に乗り、東京湾を走る。東京ビッグサイトが見えるぞ、脇を素通りしていくぞ…なんて思っていたら、ビッグサイトも乗り場のひとつだったらしく、その中にあるバス停へ停まった。視界にはコミケ帰りで歩いたことのあるバス乗り場。あらまあこんなとこまで思い出回収させてくれるの?

人間はやっていく生き物


羽田空港の手荷物預けは完全セルフになっていて、近未来感。こういうの好き。
保安検査場を通過した後、搭乗口付近の売店カツサンドノンアルコール飲料でやっていく。すぐ外の立ち食いテーブルで食べるって言ったのにレシート見たら税率8%になっていた。降ってわいた『空港での食品、どこまでがイートインなのか』問題。私は無実です。のんびり食べてたら機内への案内が始まっちゃってて焦った。

そして日常へ


夜でもTシャツとアウター1枚で過ごせるくらい、関東は暑かった。
また行こう。生きていればそのうちまた行ける。