We will meet again as long as we're alive.

LOSTMAN GO TO YOKOHAMA ARENA その2

10月17日、新横浜に辿り着いた後からホテルに帰るまでの話。ライブレポではないです。

あらすじ

ピロウズ30周年記念コンサートの日、お昼ごはんを中華街で食べようと思ってハマスタの横を歩いていたら、赤レンガ倉庫とか大さん橋ホールとかが懐かしくなってふらふらそっちの方向へ。そしたらオクトーバーフェストの真っ最中じゃないですか。平日の昼間にビールを飲み、ブルーラインに乗り込む。
横浜アリーナのある新横浜駅に酔っ払いが到着した。

そこはバスターズの街

新横浜を出ると、ピロウズのTシャツを着た人、バスター君のキーホルダーをつけた人、ハイブリッドレインボウの歌詞が書かれたタオルを巻いた人…札幌のペニーレーン24でのライブのときも、自分と同じピロウズのTシャツを着た人とはちょいちょいすれ違ったりしていたけど、数が桁違いに多い。どっちを向いてもバスターズ。もはやここはバスターズの街だ。20周年の武道館のときはまっすぐ待機列に並んだので目にすることはなかったけど、きっとあの日の九段下のコンビニやファミレスも、今日みたいにバスターズでいっぱいになっていたのだろう。もっとちゃんと見とけばよかったね。

Tシャツを求めて

時刻は16時を過ぎる。14時から始まっていた物販では横アリライブのTシャツもタオルも既に売り切れてしまい、Please, Mr. LostmanのTシャツのみ購入。Happy Go Ducky!シングル特典になっているチケットホルダー(かわいい)を受け取って、いったん横アリを離れる。レジが10個くらいあったため、相当な人数が並んでいた割に流れは非常に早かった。
周辺にはホテルが何軒もあり、準備万端なバスターズの方々は、そのホテルの部屋で着替えたり時間を潰したりしている模様。なるほど会場近くのホテルは何かと便利だ。次のイベント参戦時の参考にしよう。

それでもお腹はすくぜ 麺をすすりたいな

時刻は17時。物販でのお買い物も、会場をぐるっと回るのも意外と短時間で済んでしまった。開場と開演までは、まだかなり時間がある。腹が、減った。
横アリから駅へ戻る方向へ歩いていくと新横浜ラーメン博物館を見つけた。中へ入ると1階にはラーメンの歴史についての展示、階段で地下へ降りると、ラーメン店が立ち並ぶレトロな街並みを再現したフロアを見下ろせる。少し高い視点から見下ろす街並み。それだけで、似た造りをしている札幌のらーめん共和国とはまた違った雰囲気に感じる。派手なネオンの看板を描き足せばちょっとしたサイバーパンクが出来上がりそう。この空間はラーメンパンクだ。


どうしたんだ、平日にこんなに沢山

令和元年10月17日、木曜日。平日。
さわおはREBROADCASTツアー中「(平日だから)明日仕事を辞めてこい、無理ならインフルエンザになったと言え」と言って回ってたようで「もしかして、みんな…無職? どうしたんだ、平日にこんなに沢山」とおどけて伏線を回収。
でもよくよく考えれば、10年前の武道館(平成21年9月16日)も平日だったじゃない。10年経って動員数増えてるじゃない。来たいヤツ全員が来れるようにしたい、だから売り切れない自信のある場所にしたって言ってた横アリがソールドアウトになったじゃない。そのうちの1枚、限られたチケットを掴み取って(これでも第一希望だったスタンディングは取れなかった)ここまで来たんだよ。そのセリフは、何よりも最高の歓迎に聞こえた。
とっても濃く、あっという間に過ぎた3時間。外は小雨が降っていたけど、傘はいらない。すぐに乾くんだ。

寄り道


新横浜のHUBで雨宿りギネス。こういうことするから帰りめちゃくちゃ混んでる電車に乗ることになるんだよ。

生きていればまた会える 生き延びてまた会おう

話は変わって、10年前の武道館から2ヶ月後のこと。ぼくは関東での仕事を辞め、北海道へ帰ることになった。
最後に参加した同人イベントの打ち上げを終えて、蒲田の電車に乗った瞬間から、えらい量の涙が出て、変な声で鳴きながら帰路についたことを覚えている。東京で出会った友達ともう一生会えなくなってしまうのではないか、みたいな恐怖をずっと抱えてきていた。
でも今では、自分のお金で北海道を出られるし、友達と再会できるようになった。
去年は大阪へ行き、東方紅楼夢に参加させてもらった。京都駅で一人になったとき、不思議と前のようなお別れの寂しさは感じなかった。どこだろうと、生きてさえいればまた会えることが分かったからだ。寂しいは寂しいけど、べつに今生の別れじゃない。
きっとピロウズが結成40周年を迎えて、また広いとこでやるよって言ってくれたら、会場がどこだろうと喜んで駆け付ける。だから、皆さんどうかお元気で。また街をバスターズで埋め尽くしましょう。


みたいなことを書き物にしようと、帰りの半蔵門線の中でメモを取っていたら、ひと駅乗り過ごした。

こう見えても中身はアクエリアスです


おしまい。