無限ドンパッチ

三が日、軟口蓋のあたりに大きな血豆が出来て、それが破れたことで口の奥の広範囲がひどく荒れてしまった。何を飲み込むたび、喉と耳に針が突き刺さったような激痛が走る。口をぴったり閉じることもできず、うがいも満足にできない状態が続いた。
声もなかなか出しづらい状態で、耳鼻科に受診の相談をして、処方された口腔用のステロイド剤軟膏を塗ったり、アズレンうがい薬で何度も口をゆすいだり(これだけでもめちゃくちゃ痛い)した。
受診から一週間後、薬(痛み止め、抗生物質、ビタミン剤)を飲み終わり、ようやく固形物が食べられるようになった。それでも痛みはまだ続いていたので、市販のノーシンとアズレンうがい薬でひたすら療養。この期間、カロリーや水分を満足に摂れず、不本意な形で体重が2kgほど落ちた。痛みにヒイヒイいいながらゼリーやお粥を食べてはいたけど、栄養的には全然足りなかったろう。飲食が苦痛で、飢えているはずなのに、食欲が引っ込んだり、空腹を感じなかったりしたのは貴重な体験だった。
1月16日ごろ、耐えられないような痛みは引き、飲食もできるようになった。それでもまだ、何かを飲み込むときに、喉と左耳に鈍い痛みが生じる。完治にはまだ時間がかかりそう。頃合を見てまた受診したいと思ってはいるけど、流行り病が地元でも急速に広まってきたので、迷いどころではある。健康体への道のりは長く、見えにくい。