根気の切れ目

後鼻漏と頭痛がひどくなってきて、あした受診しようと決めた次の日、本格的に具合が悪くなった。
家を出る前に、耳鼻科に電話をして、症状を伝えた。いくつかコロナ関連の質問を受けた後、診察は可能ですが、順番が来るまで駐車場で待機してもらって、電話ばれたら裏口から入ってくださいと言われた。
順番になってから会計までの流れは非常にスムーズだった。裏口のドアを開けてもらって、手の消毒をして、そのまま診察室へ入る。導線がとにかく何も触ることなく移動できるように出来ていた。先生が奥から歩いてきて、鼻と喉の状態を見てもらい、副鼻腔炎の薬を処方しましょうと、入室してから5分も経たないうちに診察終了。電話で診察代をお知らせし、領収証も届けに行くので、車で待っていて下さいと言われた。飲食店のテイクアウトみたいだなと思った。
薬は隣の調剤薬局で処方してもらうことになり、医院から薬局へ処方箋を回して、薬剤師が車まで薬を届けるので、車で待っていて下さいと言われた。飲食店のテイクアウトみたいだなと思った。
この1年半、人よりも念入りに手を洗い、会話をする際にはマスクをつけた上で距離をとり、暑かろうが寒かろうが窓を開け、年末年始もGWも実家に帰らず(精神的に参っていたのと、本州在住の兄弟が家族連れで帰ってきていた)、今年に入ってからは休日にほとんど自宅から出ない日々を過ごしていたところ、38.2度の熱と副鼻腔炎で寝込む。
受診した耳鼻科さんをはじめ、風邪症状のある患者に対するゾーニングを徹底して、新型コロナを拡げまいと気を張って業務に臨まれている医療従事者の方に、あろうことか風邪で負担をかけてしまったという事実に、ただただ申し訳ない。これまで以上に養生に努めます……治ったら後鼻漏のほうを本格的に診てもらおう。